【まとめ】HSS型HSPの特徴・診断・才能を生かせる仕事について

HSPとは

HSP(Highly Sensitive Person)とは、「人一倍繊細で人の気持ちや光・音・香りなどの刺激に敏感な人たち」のことで、全人口の5人に1人の割合で存在すると言われています。

一方、HSS(High Sensation Seeking)とは、「活動的で刺激を追い求める性質を持つ人たち」のことを指します。

刺激に敏感なHSPと刺激を追い求めるHSSは、一見矛盾する性質にも思えますが、世の中にはこのどちらの性質も兼ね備えたHSS型HSPと呼ばれる人たちが、一定数存在すると考えられています。

繊細でありながら刺激を追求するHSS型HSPとは、いったいどんな特徴を持った人たちなのでしょうか?

ここでは、HSS型HSPの特徴・診断方法・適職について、解説したいと思います。

HSS型HSPとは

注意深く、物事のわずかな変化にもよく気が付くHSPは、高い危機察知能力を持つと言われています。

そのため、高いリスクを伴う物事に対しては慎重に行動する傾向があります。

ですが、刺激に敏感で危機察知能力の高いHSPの中にも、未知の物事やリスクを伴う行動に対して強い欲求を持つ人たちがいます。

未知の体験・強い刺激・リスクを伴う行動などに対しての欲求が強いという特性は「HSS(High Sensetion Seeking: ハイ・センセーション・シーキング)」と呼ばれており、このHSS特性を持ったHSPのことをHSS型HSP(HSP/HSS)といいます。

「Thrill: The High Sensation Seeking Highly Sensitive Person (English Edition)」という本の著者であるトレーシー・カッパー博士は、全HSPのうち30%はHSSの特性を持つ(つまり全人口の6%はHSS型HSPである)と述べています。

【HSPとは】5分でわかるHSPの基礎知識。特徴・適職・生きづらさの原因についてまとめました

HSS型HSPの性格・特徴

高い危機察知能力と刺激への欲求を併せ持つ

強い刺激を求めるHSS型HSPは、海外旅行やアウトドアスポーツなど、未知の体験やスリルを好んで追い求める傾向があります。

ですが、危機察知能力の高いHSPの気質も併せ持っているため、大きな危険を冒さない範囲で刺激を楽しむのが特徴的です。

そのため、一見すると危ない橋を渡っているかのように見える行動でも、重大な事故につながらないのが、HSS型HSPの大きな強みであるといえます。

好奇心旺盛だが飽きっぽい

様々なことに興味を持ち、物事を総合的に捉える能力が高いのは、全てHSPに共通する特徴であるといえます。

その中でもHSS型HSPは、一層強い好奇心を持っているとされています。

それと同時に、刺激を求めるがあまり、次から次へと興味の対象を移し替える傾向があるため、「飽きっぽくて物事が長続きしない」という性格が強く表れることもあります。

活動的だが疲れやすい

慎重で内向的な人が多くを占めるHSPの中にあって、HSS型HSPは特別に活動的な性格を持っています。

そのため、未知の物事に挑戦したり、賑やかで騒々しい場所に繰り出したくなる衝動に、駆り立てられることがよくあります。

ですが、刺激に対する敏感さや疲れやすさも同時に持ち合わせているため、強い刺激を求めて活動した結果、自分の限界を超えて疲れ果ててしまうことがあります。

HSS型HSPの診断方法

HSS型HSPであるかどうかを診断するためには、あなたがHSPであるかどうかを診断するとともに、刺激追求型のHSSであるかどうかも診断する必要があります。

HSPであるかどうかを診断するには以下の記事を参考にしてください。

日本人向けのHSP診断テスト【自分で出来るセルフチェック】

また、HSSであるかどうかを診断するためには、HSPの提唱者であるエイレン・N・アーロン博士の提供するセルフテストを参考にしてください。

刺激追求型HSPセルフテスト

HSS型HSPの長所・才能を生かせる適職

繊細さと活発さを併せ持つHSS型HSPには、他のHSPにはない長所や才能が多くあり、それを生かせる適職を見つけ出すことによって、社会に大きな貢献を果たすことが出来ます。

これから、HSS型HSPに向いていると思われる仕事の例を挙げていきたいと思います。

なお、以下の記事でもHSPの適職について述べているので、併せて参考にしてください。

【まとめ】HSPの長所・才能を生かせる仕事・おすすめの適職5選

起業家

一般的に内向的で目立つことを好まないHSPは、組織のトップに立つよりも補佐役や相談役に向いているとされています。

一方、スリルや挑戦を厭わないHSS型HSPの場合は、新しい事業によって社会に変化をもたらす起業家としての、強い適性があるといえます。

HSPは創造性が豊かで、様々な物事を総合的に捉え、新たなつながりを見出すことに長けています。

そのため、画期的・創造的な新しい事業を起こすための豊かな才能があるのですが、組織の先頭に立ってみんなを引っ張っていくことに対しては、苦手意識を持っている傾向があります。

一方、HSS型HSPであれば、通常のHSPと比べて高い積極性を持っており、新しいことにチャレンジすることを厭わない性格も持ち合わせています。

豊かな創造性とチャレンジ精神は、起業家として成功する上で欠かせない、HSS型HSPの大きな強みであるといえます。

フィールドワーカー

フィールドワーカーとは、一般的に「学術研究などを目的に調査対象地に実際に訪れ、観察や聞き取り調査などを行う人」のことを指します。

思慮深くて洞察力の鋭いHSPは研究職に向いているとされていますが、中でも活動的なHSS型HSPは、研究室を離れて現地で活動できるフィールドワーカーとしての素質があります。

フィールドワーカーは人々の暮らしや自然の中に溶け込み、そのあるがままの姿を侵すことなく調査する必要があります。

そのため、HSS型HSPの他者を気遣う共感力や高い倫理観は、フィールドワークを行う上で大いに役立ちます。

また、学術研究だけでなく、発展途上国の開発支援に携わる専門家といった仕事も、HSS型HSPの繊細で活動的な能力を生かせる適職であるかと思います。

冒険家・探検家

優れた冒険家や探検家になるには「勇気」「冒険心」が必要ですが、それ以上に重要なのが「慎重さ」「危険察知能力」です。

HSS型HSPは、優れた冒険家・探検家となるために必要な、一見すると相反する多くの能力を持ち合わせています。

また、冒険家や探検家はただ目的を達成するだけでなく、「出来るだけ環境に負荷をかけない」「可能な限り困難な手段を取る」など、目的達成までのプロセスを大切にします。

そのため、強い好奇心とともに高い倫理観や芸術的感性に恵まれたHSS型HSPは、尊敬される冒険家・探検家となるための、優れた才能を持っているといえます。

また、このことはアウトドアの分野だけでなく、「社会全般においてもHSS型HSPが新たな道を切り拓く人材となり得る」ことを示しているかと思います。

おわりに

繊細さと活発さを併せ持つHSS型HSPは、その創造性とチャレンジ精神でもって、社会を大きく変え得るような才能を秘めています。

ですが、HSS型HSPは、刺激への欲求と疲れやすさという相反する特徴を持ち合わせているために、自分を上手にコントロール出来ないと、限界を超えて疲れ果ててしまうこともあります。

他者にない優れた資質を持っているHSS型HSPは、自分の特性をよく理解した上で、その能力を社会に役立てられるように活用することが求められます。

HSS型HSPは全人口の約6%しか存在しないため、共感できる仲間を見つけることが難しく、他のHSPとは違った生きづらさも抱えています。

ですが、自分の特性を理解して上手にコントロール出来れば、HSS型HSPは誰よりも濃密な人生を送れるかもしれません。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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