【人間関係リセット症候群とは】人付き合いが長続きしない人の特徴・心理・原因・対処法

コラム

近年、親しい人たちとの関係を突然断ち切ってしまう「人間関係リセット症候群」という言葉がよく聞かれるようになりました。

この記事では、人間関係リセット症候群になってしまう人の特徴・心理・原因・対処法などについて検討したいと思います。

人間関係リセット症候群とは

友達や恋人といった親しい人たちとの関係を突然断ち切ってしまい、連絡先などをすべて消去してしまう行動のことを「人間関係リセット症候群」と呼びます。

具体的な行動としては、以下のものが挙げられます。

・SNS(LINE、Facebookなど)を突然ブロック・削除・退会する
・電話番号やアドレスを変更し、そのことを誰にも伝えない
・周囲に知られないように退学・退社・引っ越しをする

人間関係リセット症候群は、煩わしい人間関係の一時的な解決策にはなりますが、人付き合いに自信を持てなくなったり、仕事が長続きしない原因ともなってしまいます。

「症候群」という言葉が付いていますが、人間関係リセット症候群は病気や心理学的な概念ではなく、インターネット上で用いられる「ネットスラング」の一つです。

(参考:ミドルシニアマガジン

人間関係リセット症候群になる人の特徴・心理

周りに気を遣いやすい

細かなことによく気が付き、周りに気を遣いやすい人ほど、人間関係リセット症候群になりやすいのかもしれません。

また、自分の意見がなかなか言えず、人に合わせて行動することが多いと、人間関係でストレスがたまりやすくなります。

人付き合いが重なって周りに気を遣う機会が増えると、人間関係によるストレスが限界を迎えてしまい、全てをリセットしたい衝動に駆られることが考えられます。

他人の言動や態度に敏感で傷つきやすい

相手にその気がない場合でも、他人の些細な言動や態度に大きく傷ついてしまう人がいます。

そのような人は、人に傷つけられるたびに周囲と距離を置きたくなり、ついには関わっている人すべてと関係を断ち切りたいと考えるようになるかもしれません。

他人の言動や態度に敏感で、繊細な心を持っている人は、心理学的な概念であるHSP(Highly Sensitive Person)という特性を持っていることも予想されます。

【HSPとは】5分でわかるHSPの基礎知識。特徴・適職・生きづらさの原因についてまとめました

一人でいることが好きで友達を必要としない

私たちの社会には、友達に囲まれるよりも一人で過ごすことを好む人が、少なからず存在します。

ですが、日本社会では多くの友達を持つことが良いことだとされる風潮があり、本来は一人好きであるのに、その風潮に合わせて人付き合いを行っている場合があるかもしれません。

友達付き合いに楽しさを見いだせず、一人でいたい気持ちが蓄積されていくと、人間関係をリセットする行動につながると考えられます。

【ソリタリーとは】一人好き・孤独を愛する人々の性格・特徴と向いている仕事について

人間関係リセット症候群になる原因

「人間関係リセット症候群」は、最近になってインターネット上で用いられるようになった新しい言葉です。

人間関係リセット症候群という言葉が生まれた背景には、スマホやSNSの普及によって「常に多くの人々とつながることが求められる時代になった」ことが考えられます。

人類学的な考えによると、私たち人間が安定的な社会関係を維持出来る人数の上限は150人前後であると推定されています。

そのため、150人を大きく超える人たちと関わることの多い現代社会では、人間関係がパンクしないための防衛策として、人間関係リセット症候群と呼ばれる行動が行われるようになったのかもしれません。

(参考:ダンバー数

人間関係リセット症候群のデメリットと対処法

打ち解けた人間関係が築けなくなる

人間関係のリセットを繰り返していると、新しく知り合いが出来た場合にも、「またいつか縁を切ってしまう」と考えてしまい、打ち解けた関係を築きにくくなります。

人間関係リセット症候群になりやすい人が、本当に心を開ける人付き合いを構築するためには、深い関係を築きたい人とそうでない人を明確に区別することが有効です。

そのため、ストレスの原因となる人付き合いは最低限にとどめ、「望まない人脈が広がりそうな飲み会は避ける」「むやみに連絡先を交換しない」といった意識を持つことが、重要であると考えられます。

仕事や趣味が長続きしない

人付き合いに疲弊しやすく、嫌気がさしてしまうことが多いと、人間関係を理由として仕事や趣味が続かなくなることがあります。

特に、仕事が長続きするかどうかはキャリア形成や生活の質にも関わるので、職場の人間関係をリセットすることは、出来れば避けて通りたいかと思います。

転職を繰り返すことを避けたい場合には、なるべく一人で行える仕事に就くか、人付き合いに疲れやすいことを受け入れてくれる会社を選ぶことが、解決策となり得ます。

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外出しづらくなる

住んでいる家の近くに知り合いが多くいる場合、一度人間関係をリセットしてしまうと、近所を出歩くことが苦痛になってしまいます。

そのことで日々の買い物やレジャーに支障をきたすようになると、生きづらさを抱える大きな原因となり得ます。

これまでに人間関係をリセットした経験があり、人付き合いに不安を抱えている方は、生活圏内では知り合いを作らないように注意したり、同じ場所に長く住み続けない生き方を模索するのも良いかもしれません。

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人間関係リセット症候群は悪いことなのか

親しい人たちとの関係を突然断ち切ってしまうことは、自分を信頼してくれている人・自分に好意を持ってくれている人の気持ちを傷つけることにつながります。

そのため、むやみに人間関係をリセットする行為は、出来れば避けて通ることが望まれます。

一方、スマホやSNSの普及により、多くの人たちとつながることが余儀なくされる現代社会では、人間関係による心身の負担が、これまで以上に大きくなっていることが考えられます。

人間関係リセット症候群は、そのように膨れ上がる人間関係に対して、真摯に・誠実に対応しようとした結果、生じてしまうものなのかもしれません。

周囲の人たちに対して誠実に接しようと心がけることは、間違いなく悪いことではありません。

ですが、「自分の心身を傷つけてまで周囲に気を遣う必要はない」ということを、親しい人たちとの関係を断ち切る前に意識することが、人間関係リセット症候群になりやすい人にとっては大切なのかもしれません。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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