マインドフルネス認知療法(MBCT)とは。瞑想プログラムの基礎知識【内容・教室・資格・本】

コラム

マインドフルネス認知療法(Mindfulness-Based Cognitive Therapy: MBCT)は、マインドフルネス瞑想をうつ病の再発予防に応用したプログラムです。

この記事では、マインドフルネス認知療法の基礎知識について解説します。

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マインドフルネス認知療法(MBCT)とは

マインドフルネス認知療法(MBCT)は、マインドフルネス瞑想のうつ病対処への応用として、ジョン・ティーズデール博士、マーク・ウィリアムズ博士、ジンデル・シーガル博士により開発されました。

うつ病兆候の減少が臨床的に証明されているプログラムで、投薬治療とも両立できる利点があります。

瞑想の実践をプログラムの特徴としており、その内容はマインドフルネスストレス低減法(MBSR)をベースとして作られています。

マインドフルネスストレス低減法(MBSR)とは。瞑想プログラムの内容・施設・料金について

MBCTとMBSRの違い

マインドフルネス認知療法(MBCT)はマインドフルネスストレス低減法(MBSR)をベースとして作られており、8週間かけてプログラムを実施する点など、基本的なプログラムの構造は共通しています。

MBSRとの違いとして、MBCTはネガティブな思考への対処に重きを置いており、うつ病の再発予防により適したプログラムとなっている点が挙げられます。

(参考:MBCT & MBSR: The Differences

マインドフルネス認知療法の内容

マインドフルネス認知療法で用いられる瞑想法は、以下の5種類に大別されます。

・呼吸瞑想
・静坐瞑想
・ボディースキャン
・ストレッチ瞑想
・生活瞑想

プログラムは8回のセッションで構成されており、各回のセッションではうつ病の再発に大きく関わる要素が取り上げられます。

セッションテーマ
第1回自動操縦状態に気づく
第2回うまくいかない時
第3回呼吸へのマインドフルネス
第4回現在にとどまる
第5回そのままでいる
第6回思考は事実ではない
第7回自分を大切にする
第8回これからに活かす

(参考:MBCTとは?

マインドフルネス認知療法を体験できる教室

現在、日本国内でマインドフルネス認知療法を体験できる教室は限られています。

「マインドフルネス&ヨガネットワーク」では、マインドフルネス認知療法を実践する8週間プログラムを体験することが出来ます。

実施期間・場所・料金などについては、プログラムの開催に応じてマインドフルネス&ヨガネットワークのホームページにアップされるので、下記のリンクを参考にしてください。

マインドフルネス&ヨガネットワーク

マインドフルネス認知療法の講師養成課程・資格

マインドフルネス認知療法を指導するための講師養成課程は、以下の教育機関で受講することが出来ます。

・Oxford Mindfulness Center(オックスフォード大学:イギリス)
・UCSD Center for Mindfulness(カリフォルニア大学サンディエゴ校:アメリカ)

Oxford Mindfulness Center

オックスフォード大学の講師養成課程には「Academic Route(学術ルート)」「Non-academic Route(非学術ルート)」の2種類があり、どちらの課程を選択した場合でも、修了後にはMBCT講師としてプログラムを指導することが出来ます。

なお、”Academic Route”を修了した場合には、オックスフォード大学から学術修士の学位が授与されます。

Oxford Mindfulness Center

UCSD Center for Mindfulness

カリフォルニア大学サンディエゴ校(UCSD)では、マインドフルネス認知療法を指導するための“Qualified Teacher”“Certificated Teacher”の資格を取得することが出来ます。

講師養成課程は”Qualified Teacher”を取得してから”Certificated Teahcer”を取得する流れとなっており、全ての講座を受講するための費用は約9,510ドルです。

UCSD Center for Mindfulness

マインドフルネス認知療法を知るための本

マインドフルネス認知療法:うつを予防する新しいアプローチ

マインドフルネス認知療法を開発したティーズデール博士、ウィリアムズ博士、シーガル博士による1冊です。

マインドフルネス認知療法の理論的背景・実施方法・効果に関する基礎知識を網羅的に学習することが出来ます。

マインドフルネス認知療法:うつを予防する新しいアプローチ

マインドフルネス認知療法ワークブック: うつと感情的苦痛から自由になる8週間プログラム

ティーズデール博士、ウィリアムズ博士、シーガル博士によるマインドフルネス認知療法の実践書です。

テキストと付属CDのガイドに沿って、マインドフルネス認知療法の8週間プログラムを体験することが出来ます。

マインドフルネス認知療法ワークブック: うつと感情的苦痛から自由になる8週間プログラム

おわりに

マインドフルネス認知療法はマインドフルネス瞑想をうつ病の再発予防に応用したプログラムです。

マインドフルネスストレス低減法と同じく、東洋思想や仏教をベースにした瞑想の実践が特徴的なプログラムですが、宗教的な色合いはありません。

マインドフルネス認知療法についてもっと詳しく知りたい方は、上述の8週間プログラムへの参加や本を通しての学習を検討してみて下さい。

最後まで読んでいただきありがとうございました!