【瞑想の始め方】マインドフルネス瞑想を行う上で重要な心構えについて

コラム

マインドフルネス瞑想を行い、今この瞬間に注意を集中する力を養うためには、瞑想に取り組む際の態度を整えることが重要となります。

この記事では、マインドフルネス瞑想を始めるにあたって重要となる7つの態度について説明します。

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マインドフルネス瞑想を行う上で重要な7つの態度

マインドフルネス瞑想を始めるにあたって重要な7つの態度は以下の通りです。

1.自分で評価を下さないこと
2.忍耐強いこと
3.初心を忘れないこと
4.自分を信じること
5.むやみに努力しないこと
6.受け入れること
7.とらわれないこと

これから、それぞれの項目について詳しく説明していきます。

自分で評価を下さないこと

今この瞬間に注意を集中する力は、偏見や固定観念のない客観的な視点から物事を捉えることによって養われます。

私たちは様々な体験に対して、「良い」「悪い」といった評価を、機械的に下していることが多くあります。

自身の体験にレッテルを貼り、「良い」「悪い」といった分類分けをして捉えていると、体験した出来事によって心の落ち着きが大きく左右されるようになってしまいます。

体験した出来事に対して感じる不安やストレスをなくすためには、偏見や固定観念のない客観的な視点から、自身の体験を捉えることが効果的です。

マインドフルネス瞑想を行うにあたっては、自分が様々な体験に対して評価を下していることを認識し、客観的な視点から物事を捉える態度を養うことが重要となります。

忍耐強いこと

瞑想を行っていると、不安やストレスをなかなか解消できずにいる自分に対して、焦りやいらだちを覚えてしまうことがあります。

ですが、瞑想の効果を感じられないからといって、それに心を動かされる必要はありません。

マインドフルネス瞑想を行うにあたって重要となるのは、焦りやいらだちをも今この瞬間に生じている感情として受け入れる姿勢です。

不安やストレスが解消できないと感じていても、忍耐強く今この瞬間に注意を集中し続けることで、それらを客観的に捉える視点が時間の経過とともに養われます。

そのため、忍耐強くマインドフルネス瞑想を続けることが、様々な体験に対して開かれた心を手に入れるための、欠かせない態度であるといえます。

初心を忘れないこと

自分が物事を「知っている」という態度でいると、自身の体験をありのままに捉えることが難しくなります。

瞑想によって得られる感覚や効果について、これまでの知識や経験に基づいた期待を抱いていると、瞑想を行っている今この瞬間に注意を集中することが妨げられてしまいます。

今この瞬間は唯一のものであり、二度と同じ瞬間が訪れることはありません。

そのため、全ての瞬間を初めての体験をして受け入れることが、マインドフルネス瞑想を行うにあたっての重要な態度となります。

自分を信じること

瞑想は、今この瞬間にある自分自身の体験に注意を集中する行為です。

そのため、瞑想を通じてあなたが他の誰かの体験を感じ取れたり、他の誰かがあなたの体験を感じ取れるわけではありません。

いくら優秀な指導者の言葉や著名な本の内容であっても、それらを鵜呑みにして従うだけでは、自分自身の体験に注意を集中することは出来ません。

マインドフルネス瞑想を行うにあたっては、指導者の言葉や本の内容を真似するだけでなく、自分自身の感覚や気づきを信じて試行錯誤を行う態度が重要となります。

むやみに努力しないこと

通常、私たちは何かしらの目的を持って行動しています。

一方、瞑想を行う場合には、何もしないで注意を集中することが求められます。

瞑想に対して「不安やストレスを解消する」「痛みを緩和させる」「仕事の能率を上げる」といった目的意識を持っていると、「目的を果たせないでいる自分」や「なりたい自分になれた未来」に思いをはせてしまい、今この瞬間に意識を集中することが困難になります。

マインドフルネス瞑想を行うにあたって重要となるのは、目的を果たすために努力を行うことよりも、忍耐強く今この瞬間に注意を集中する態度であるということが出来ます。

受け入れること

受け入れるということは、「事実をあるがままに捉える」という風に言い替えることが出来ます。

今ある事実を受け入れることが出来ず、否定したり捻じ曲げて解釈したりしてしまうと、それらに時間やエネルギーを費やしてしまい、現状の問題を正しく解決することが困難になります。

一方、今ある事実をあるがままに受け入れる姿勢を養うことが出来れば、偏見や固定観念に基づいた判断を下すことがなくなり、自分の行動にも自信が持てるようになります。

不安やストレスも今この瞬間に生じた現実として受け入れ、それらに注意を集中しようとする態度が、マインドフルネス瞑想を行うにあたって重要となります。

とらわれないこと

強い想いに捉われていると、それが客観的な判断を下す心を鈍らせ、物事がうまくいかなくなってしまうことがあります。

マインドフルネス瞑想では、心が何かに捉われたとき、それを手放そうとする姿勢を持つことが求められます。

そして、どうしても心が強烈な思いに捉われてしまった時には、それを手放そうという気持ちに捉われずに、捉われている心を客観的に観察することが重要となります。

何ものにも捉われない態度を持つことで、物事をあるがままに受け入れることが可能となります。

参考文献

以上で説明したことは、マインドフルネス瞑想の創始者であるジョン・カバット=ジン博士の執筆した「マインドフルネスストレス低減法(原題:Full Catastrophe Living)」という本の内容に基づいています。

マインドフルネス瞑想を行う上で重要な7つの態度ついてさらに詳しく知りたい方は、「マインドフルネスストレス低減法」を参考にしてください。


マインドフルネスストレス低減法

おわりに

適切な態度を持って瞑想に臨むことは、今この瞬間に注意を集中する力を養う上でとても重要です。

この記事で挙げた7つの態度が瞑想を行う上で重要である一方、それらを鵜呑みにせずに自分自身の体験に基づいた心構えを形作ることが、本当は必要とされているのかもしれません。

最後まで読んでいただきありがとうございました!