【HSPとお金】内向的な人は収入が低い傾向にある?【16種類の性格とキャリア形成の関係】

HSPと仕事

内向的な性格は社会でネガティブに受け止められる傾向があり、そのことはHSPが抱える生きづらさの原因の一つとなっています。

typeFinder」という性格診断サービスを展開している企業の調査によると、内向的な人は外向的な人よりも収入が低い傾向にあることが示されています。

この記事では、内向性とキャリア形成との関係を明らかにした研究の内容について、レビューしたいと思います。

研究の概要

今回参考にしたのは、16種類の異なる性格タイプとキャリア形成との関係を調査した「PERSONALITY TYPE & CAREER ACHIEVEMENT」という研究です。

調査の対象となったのは25,000人以上の男女(18歳未満~60歳以上)で、52の質問に回答することで16種類の性格タイプに分けられました。

そして、性格タイプごとに「収入」「仕事を管理・指導する人(部下)の数」「仕事の満足度」などを比較しています。

16種類の性格タイプ

研究で用いられている16種類の性格タイプは、以下の4つの特性の組み合わせによって成り立ちます。

1.エネルギーの対処法:外向型(Extraversion: E) or 内向型(Introversion: I)
2.情報処理:感覚型(Sensing: S) or 直観型(Intuition: I)
3.価値判断:思考型(Thinking: T) or 情緒型(Feeling: F)
4.生活・仕事のスタイル:決断型(Judging: J) or 柔軟型(Perceiving: P)

「1.エネルギーの対処法」に関しては、自分の意見を外部に発信する傾向の強い人などが外向型(E)、自分の心の内に留めておく傾向の強い人などが内向型(I)に分類されます。

「2.情報処理」に関しては、五感で知覚できる具体的な事象を重視する人などが感覚型(S)、想像力を働かせて抽象的に物事を捉える傾向のある人などが直観型(I)に分類されます。

「3.価値判断」に関しては、客観的・論理的な考え方を重視する人などが思考型(T)、主観的な感情を重視する人などが情緒型(F)に分類されます。

「4.生活・仕事のスタイル」に関しては、計画通りに物事を進める傾向にある人などが決断型(J)、物事の変化に応じて柔軟に対応する傾向にある人などが柔軟型(P)に分類されます。

そして、これら4つの特性の組み合わせによって成り立つ性格タイプは、以下の16種類になります。

外向的な性格(8種類)
ESTJ:外向型+感覚型+思考型+決断型
ESTP:外向型+感覚型+思考型+柔軟型
ESFJ:外向型+感覚型+情緒型+決断型
ESFP:外向型+感覚型+情緒型+柔軟型
EITJ:外向型+直観型+思考型+決断型
EITP:外向型+直観型+思考型+柔軟型
EIFJ:外向型+直観型+情緒型+決断型
EIFP:外向型+直観型+情緒型+柔軟型

内向的な性格(8種類)
ISTJ:内向型+感覚型+思考型+決断型
ISTP:内向型+感覚型+思考型+柔軟型
ISFJ:内向型+感覚型+情緒型+決断型
ISFP:内向型+感覚型+情緒型+柔軟型
IITJ:内向型+直観型+思考型+決断型
IITP:内向型+直観型+思考型+柔軟型
IIFJ:内向型+直観型+情緒型+決断型
IIFP:内向型+直観型+情緒型+柔軟型

内向性とキャリア形成との関係

これから、研究で明らかになった結果のうち、外向型(8種類)か内向型(8種類)かによってキャリア形成(収入・部下の数・仕事の満足度)にどのような違いが生じるのかに着目して解説したいと思います。

内向性と収入

外向型内向型
平均年収50,000ドル41,000ドル

調査の結果、外向的な人の方が内向的な人よりも平均年収が11,000ドル(約120万円)高いことが明らかになりました。

特に、「内向型かつ柔軟型」という性格の人は、他の性格タイプと比べると平均年収が低い傾向にあることがわかりました。

また、「思考型かつ決断型」の人は、内向的であっても平均年収が高い傾向にありました。

部下の数

仕事を管理・指導する人(部下)の数は、内向的な人が平均約3人であるのに対し、外向的な人は平均4~5人でした。

調査の結果からは、管理・指導者的な立場に就くための要因として、外向的な性格は特に重要であることが見て取れました。

内向性と仕事の満足度

仕事の満足度は、外向的な人の方が内向的な人よりもやや高い傾向にあることがわかりました。

仕事の満足度は、「収入の高さ」や「責任のある仕事に就けているかどうか」と関係していることも考えられます。

内向性は仕事において不利な性格なのか

研究の結果は、内向的な人は外向的な人と比べて「収入が低く」「部下の数が少なく」「仕事の満足度が低い」という傾向があることを示していました。

このことから、残念ながら現在の社会では、内向的な性格は仕事を行う上で不利に働いている可能性があると考えられます。

しかし、このことは必ずしも、内向的な人が仕事の能力という点で外向的な人に劣っていることを意味しているわけではありません。

むしろ、「外向的な人が評価されやすく・働きやすい」という社会的な条件のほうが、収入・部下の数・仕事の満足度などに大きな影響を与えていると思われます。

近年は「HSP」という言葉が世間で周知されつつあるとともに、内向的な性格に対する理解が高まり、多様な価値観が受け入れられる社会となりつつあります。

また、テクノロジーの発達とともに、フリーランス・在宅(リモート)ワークといった働き方が、より一般的になってきました。

今後は、内向的な人々の長所が今よりも正当に評価され、その長所を生かして働ける場所がもっと容易に見つかる社会が訪れると予想されます。

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おわりに

内向的な人々は、収入や出世などの点で、外向的な人々よりも不利な立場で働かざるを得ない状況にあるのかもしれません。

ですが、このことは必ずしも、内向性が劣っている性質だということを意味しているのではありません。

今後は、価値観や働き方が多様化することにより、内向的な人がもっと自分の長所を生かして働ける社会が訪れると予想されます。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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