HSPが仕事をつらいと感じる理由。辞めたいときの準備と新しい仕事の探し方について

HSPと仕事

職場の人間関係に悩んでいたり、社内外における競争の激しさに疲れてしまっているHSPの方は、多くいるかと思います。

私自身も前職の人間関係に疲弊し、仕事を辞めてしまった経験があります。

仕事を辞めることは、人生における大きな決断です。

しかし、それがHSPの適職・天職を見つけるためのきっかけとなることも、十分にあり得ます。

ここでは、HSPが仕事をつらいと感じてしまう理由と、仕事を辞めるための準備や新しい仕事の見つけ方について、解説したいと思います。

HSPが仕事をつらいと感じる理由

自己肯定感の低いHSPは、仕事がつらいと感じてしまう原因が、自分自身の能力のなさや傷つきやすい性格にあると、自分を責めてしまいがちです。

ですが、HSPが働きづらさを感じる原因は、必ずしもHSP自身の能力にあるわけではありません。

以下では、HSPが仕事をつらいと感じてしまう主な理由を挙げていくので、ご自身に当てはまるかどうか考えてみて下さい。

割り切った人付き合いが苦手

仕事では不特定多数の関係者と関わらなくてはいけないため、ある程度のところで境界線を設けて割り切った人付き合いをすることが求められます。

しかし、HSPは他者との間に境界線を設けるのが苦手で、仕事で困っている人を見かけるとつい手を差し伸べてしまうこともあります。

それ自体は素晴らしいことなのですが、他者を助けるあまりに仕事の負担が増えてしまったり、HSPの親切心を他者に利用されて傷ついてしまうこともあります。

職場での噂話や陰口についていけない

多くの職場では他者の噂話や陰口が絶えません。

噂話や陰口は他者を貶めることで自分の地位を良くしたり、それらを共有することで団結力を高める社会的な意義があると言われています。

しかし、他者の傷つく心に共感しやすいHSPは、噂話や陰口を聞くだけでも心が苦しくなり、それらに積極的に参加することが出来ません。

そのため、HSPの他者を思いやる優しい心があだとなり、噂話や陰口で団結力を増したグループの中で、疎外感を感じてしまうことがあります。

道徳的・倫理的な振る舞いが評価されにくい

仕事は経済活動であり、会社や顧客などにどれだけ経済的利益をもたらすかということが重視されます。

そのため、経済的利益を追求してしまうあまりに、道徳心や倫理観に反する行動を取ってしまう企業や個人が現れることがあります。

HSPの高い道徳心や倫理観はそのような価値観の下では評価されにくく、むしろ企業や人によっては疎まれてしまうことすらあります。

道徳的・倫理的であるがために、経済的利益の追求に自らブレーキをかけてしまい、それが仕事に対する自信を失わせてしまうことが、HSPの働きにくさにつながってしまいます。

仕事を辞めるためにはどんな準備が必要?

仕事を辞めるまでの準備期間

仕事を辞めたいからといっても、思い立ってすぐに辞められるわけではありません。

周囲になるべく迷惑をかけないためには、十分な業務の引き継ぎ期間が必要であるとともに、職場によっては退職の何週間(何ヶ月)前に事前申告をすることが義務付けられている場合があります。

私の場合には、退職の2ヶ月前に仕事を辞めることを周囲に伝え、その2ヶ月の間に後任者への引き継ぎを済ませました。

一方、うつ病などを発症していて精神的・身体的な余裕がないのであれば、自身の健康状態を信頼できる人に伝えた上で、無理のない引き継ぎ期間・業務を設定してもらうのが良いかと思います。

また、極度なブラック企業やパワハラに悩んでいる場合には、退職手続きを代わりに行ってくれる「退職代行」というサービスを利用しても良いかもしれません。

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退職する際の貯金額と収入源

仕事を辞める際には、税金・保険料も含めた生活費として1ヶ月あたり20万円ほどの貯金を用意しておく必要があります。

退職金や失業手当の有無にもよりますが、退職後すぐに再就職するつもりのない場合には、半年分の生活費である120万円以上の貯金は、最低限用意しておいた方が良いかと思われます。

体調に余裕があり、再就職への十分な意欲のある方は、資格取得や新たなスキル獲得のための資金があれば、新しいキャリアを拓くために役立ってくれるかもしれません。

退職後の生活に必要な貯金が十分でない場合には、実家に戻って新生活の準備を進めることや、アルバイトで生活費の一部を賄うことも、検討する必要があります。

HSPに向いているおすすめのアルバイトをまとめました

長続きする仕事の探し方

今の仕事を辞めて再就職できたとしても、それが自分に合った仕事や職場でなければ、また退職を繰り返してしまうことになりかねません。

以下で、長続きする仕事を見つけるためのコツをご紹介しますので、参考にしてください。

自己理解を深める

長続きする仕事を見つけるためには、まず自分自身のことをよく理解しておく必要があります。

その点において、「HSP」という概念を通して自分の特徴を把握することは、仕事探しの上でも大きな役に立ちます。

また、普段何気なく行っている趣味や行動から、物事を長続きさせるための条件を探ることは、自分の性格に見合った仕事・働き方を見つけ出す上で、有効なアプローチです。

【HSPとは】5分でわかるHSPの基礎知識。特徴・適職・生きづらさの原因についてまとめました

HSP気質の強みを生かせる天職についての考察

働きやすさに特化した転職サービスを利用する

HSPが仕事で働きづらさを感じる1番の原因が、「職場での人間関係」です。

そのため、HSPが長続きする仕事を見つけ出すためには、「理解ある人間関係が築ける」もしくは「人付き合いの少ない」ことを重視して仕事探しを行うのが得策です。

現在は、就職後の定着率や非ブラック企業であることを重視した就職・転職サイトも増えてきているので、利用してみても良いかもしれません。

転職を繰り返すHSPにおすすめの求人サイト【就職・仕事探し】

就労移行支援を利用する

うつ病・統合失調症・発達障害などを持っている方の場合には、就労移行支援というサービスを無料で受けることも出来ます。

就労移行支援とは、一般企業への就職を目指す障害のある人に対して、職業訓練・職場探し・就職後の定着サポートなどを実施してくれるサービスのことです。

HSPというだけでは就労移行支援を利用することは出来ませんが、うつ病・統合失調症・発達障害などを持っている場合には、是非利用して頂きたいサービスです。

【まとめ】就労移行支援のおすすめは?事業所数・就職実績・定着率を比較しました

おわりに

現在は以前と比べると社会の価値観が多様化していて、HSPのような繊細な人たちにとって働きやすい仕組みや組織も増えてきていると思います。

私が自身の経験から学んだのは、「仕事を辞めても自分の能力を生かせる場所は他にもあり、今の社会にはそれをサポートしてくれる機能も整っている」ということです。

仕事を辞めるということは人生における大きな決断であり、慎重に判断しなくてはなりません。

ですが、もしあなたが今の仕事や働き方に悩んでいるのなら、今ある仕組みを利用して新しい生き方にチャレンジすることも、個人的にはおすすめ出来ます。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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