HSPは仕事が続かない?長続きしない理由とその解決策について

HSPと仕事

HSPの中には「仕事が長続きしない」という悩みを抱えている方が多いのではないでしょうか?

私自身も、仕事が続けられずに退職してしまった経験があります。

仕事が長続きしないHSPは、「能力がないから仕事についていけなかった」「根性がないから仕事の厳しさに耐えられなかった」などと自分を責めてしまいがちです。

しかし、HSPの仕事が長続きしないのは「HSPの特性と社会の価値観のミスマッチ」が原因であることが、実は多いのではないでしょうか?

ここでは、HSPの仕事が長続きしない理由と、その解決策について解説します。

HSPの仕事が長続きしない理由

人間関係の整理がつきにくい

仕事を続けていると、仕事仲間・取引先・顧客など様々な人たちと知り合いになります。

仕事では不特定多数の人たちと関わり合いになるため、どこかで線引きをしておかないと人間関係が増える一方となり、対処しきれなくなってしまいます。

しかし、人の親切や優しさに心を動かされやすいHSPは、一度受けた恩を忘れたり、関わり合いになった人との関係を断ち切ったりすることがなかなか出来ません。

そのため、仕事を続けているうちに人間関係がどんどん膨らんでいき、パンクしてしまいます。

「仕事の場で良好な人間関係を築いていても、実はそれが負担になっている」というHSPの方は多くいるのではないでしょうか?

社内政治に利用されやすい

誠実で気の利いた仕事ができ、良心的で頼みごとを断るのが苦手なHSPは、他人の力や業績を利用して自分の評価を高めようとする人に利用されがちです。

実際に他者に利用された経験がない場合においても、自分を利用しようとする人が友好的な態度を装って近づいてくると、それを察知して心を痛めてしまうこともあります。

このような経験が積み重なることで人への不信感が強まり、職場の人間関係に心を開けなくなるHSPの方もいるかと思います。

いろいろな物事に興味が移りやすい

物事の情報を深く処理するHSPは、一見関係がないように思える事柄の間にも関係性を見出すことが出来ます。

そのため、「仕事で成果を出すためにスポーツや芸術といった趣味に打ち込む」というような、一見すると遊んでいるだけに思われるような行動をとることがあります。

日本社会には一つの物事に集中して取り組むことを美点とする風潮があるので、HSPが得意とする「様々な物事を統合して新たな価値を生み出す」というアプローチはなかなか評価されない傾向にあります。

生活リズムの維持が難しい

人より多くの情報を処理してしまい、睡眠も浅い傾向のあるHSPは、そうでない人たちと同じペースで仕事をしていると、人並み以上に疲れをため込んでしまいます。

プライベートの時間にその疲れを解消させることが出来れば問題はないのですが、実際の仕事の場では飲み会・接待・社員旅行といったイベントにプライベートの時間を取られ、さらに疲れをため込んでしまうケースが多くあります。

「自分の限界も生活リズムも把握しているはずなのに、誘いを断ることが出来ずにそれを維持できない」というのは、肉体的にも精神的にもHSPを追い込んでしまいます。

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仕事が長続きしないHSPのための解決策

以上のことをふまえると、HSPの仕事が長続きしないのは決して能力・体力・根性のなさに起因するのではなく、HSPについての社会の認知や理解が足りていないことが大きな原因であるとわかります。

では、HSPが社会で安心して働くためにはどうしたら良いのでしょうか?

以下で、HSPが働きやすく仕事を続けるための解決策を検討していきます。

HSPである自分の特性を正直に伝える

今働いている職場で仕事を続けたい、もしくはこれから企業に就職して働きたいのであれば、自分の特性を正直に伝えて周りに認知してもらうのが一番の正攻法であるといえます。

うつ症状など精神障害の場合には、自分の症状を職場に伝えることを「オープン」、伝えずに働くことを「クローズ」といい、オープン就労をすることで働きやすくなるような配慮をしてもらえます。

HSPに場合にも、自分がHSPであることや、その特性を周りに認知してもらうことによって、職場での働き方や人付き合いに様々な配慮をしてもらえるかもしれません。

ですが、HSPはあくまで個人の特性で精神障害ではないため、医師から診断書を書いてもらえるようなものではありません。

また、HSPはうつ症状などと比べて社会での認知度が低く、周囲の理解を得られるように説明をするのが難しいかもしれません。

さらに、HSPの性格として、「周りに気を使わせていると感じることで逆に働きにくくなってしまう」ということも十分にあり得ます。

つらくなったら職場や仕事を変えるという選択肢を念頭に置いておく

現在働いている職場が唯一の働き先であるということは決してありません。

自分にとっての職場や仕事が一つしかないと考えてしまうと、失敗してはいけないというプレッシャーが強まり、余計なストレスを生じさせる原因となってしまいます。

収入や社会保障といった問題もありますが、日本ではアルバイトで生計を立てるといったことも不可能ではありません。

また、考え方を広げれば、地方や海外で働くという選択肢もありますし、拠点を設けず各地を転々としながら働くことも出来ます。

一つの物事にこだわりすぎず、様々な選択肢を念頭において働くことは、必要以上の責任感を抱え込みやすいHSPにとっては有効な対処法であるといえます。

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極力人付き合いの少ない働き方をする

HSPの仕事が続かない主な原因は人間関係によるものです。

人付き合いを上手にこなすことも仕事の一部だと言われればそれまでですが、仕事上の責任をきっちり果たしているのにも関わらず、プライベートにまで仕事上の人間関係がのしかかってくるのはHSPにとって大きな苦痛であるかと思います。

私自身が仕事を長続きさせる上で一番うまくいったのは、最低限の人付き合いしか必要のない働き方をすることです。

人と全く関わりを持たずに生きることは出来ませんが、現在は在宅で出来る仕事も増え、必ずしも対面でコミュニケーションを取る必要のない働き方が可能になっています。

必要以上の人付き合いに不安のあるHSPは、そのような社会の仕組みを積極的に利用してみても良いかもしれません。

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おわりに

自分自身に全く責任がないと開き直るわけにもいきませんが、HSPの仕事が長続きしない理由の多くは、HSPに対する社会の理解不足や価値観の押し付けに起因するかと思います。

その一方で、私たち自身もHSPの特性を社会に認知・理解してもらったり、社会や他者の価値観に流されたりしないよう、努力しなければなりません。

現在は、以前と比べると多様な価値観に寛容で、様々な悩みを抱える人のための仕事やサービスも増えているので、HSPが働きやすい社会に近づきつつあると思います。

私たちHSPは、そのような社会の仕組みを上手に利用しながら、働きやすい仕事や職場を見つけ出すこと必要なのかもしれません。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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