自分に自信が持てないHSPに瞑想がおすすめ出来る理由【マインドフルネス】

コラム

5人に1人の少数派だと言われているHSPの中には、大多数の意見や価値観が重視されやすい社会において、なかなか自信を持てずにいる方も少なくないと思います。

そのような方が自信を取り戻したり、劣等感を解消させるためには、瞑想が効果的であるかもしれません。

ここでは、自分に自信が持てないHSPの方に、瞑想がおすすめ出来る理由を解説します。

瞑想の基礎知識

瞑想の歴史は約5,000年前に遡り、仏教の創始者であるブッダも瞑想に取り組んでいたとされています。

仏教の枠組みの中で行われてきたイメージの強い瞑想ですが、近年は宗教色を排した「マインドフルネス瞑想」として広く一般の人たちにも受け入れられています。

瞑想に関する科学的研究も進められており、「ストレスの低減」「仕事能力の向上」「苦痛の改善」といった効果が実証されています。

そのため、グーグル・アップル・ゴールドマンサックスといった世界的な有名企業が、瞑想プログラムを社員研修などで採用しています。

マインドフルネス瞑想に関しては以下の記事で取り上げてますので、参考にしてください。

【マインドフルネスとは】マインドフルネス瞑想の歴史・方法・効果について【まとめ】

HSPの抱えるストレスに対する瞑想の効果

HSPが日々の生活で抱えるストレスに対する瞑想の効果は、すでに科学的な研究によって実証されています。

ヨーロッパの心理学系雑誌に掲載された論文によると、臨床的に認められた瞑想プログラムである「マインドフルネスストレス低減法(MBSR)」を47名のHSPが体験した結果、ストレスや不安感が減少したという結果が報告されています。

マインドフルネスストレス低減法および上述の論文に関しては、以下の2つの記事をそれぞれ参考にしてください。

マインドフルネスストレス低減法(MBSR)とは。瞑想プログラムの内容・施設・料金について

【論文レビュー】HSPの生きづらさ対策にマインドフルネス瞑想は効果的なのか

HSPが自信を持ちにくい理由

HSPがなかなか自分に自信を持てない理由の一つとして、その思慮深い性格が挙げられます。

なぜなら、物事を深く考える傾向のあるHSPは、自信の根拠となる能力・地位・境遇などに疑問を抱いてしまうことが多いと予想されるためです。

例えば、いくら勉強やスポーツが得意でも、その能力は学問分野や競技の枠組みの中で評価されます。

また、学歴や肩書きの評価およびお金や株式・不動産といった資産の価値なども、人々が想像力を共有することで初めて成り立つものであるといえます。

つまり、私たちが対外的な自信を獲得するための根拠となる能力・地位・境遇などは、人々が想像の中で作り出す価値観に支えられて存在していると考えることが出来ます。

私たちが生きる社会の中で、特定の能力・地位・境遇が高く評価される価値観の根拠を突き詰めて考えてみようとしても、その答えを見つけ出すことはとても困難であるはずです。

物事を深く考える傾向のあるHSPの中には、たとえ社会で評価される能力・地位・境遇に恵まれていたとしても、その価値の確かさを追い求めるあまりに、自分に自信を持てないという人が少なからずいるのではないでしょうか。

瞑想はHSPに自信を与えるのか

瞑想とは私たちが生きている今この瞬間に注意を集中する行為であるといえます。

そして、今この瞬間に注意を集中させることにより、私たちが常識や偏見といった様々な観念に捉われながら、現実と向き合っていることを知ることが出来ます。

このことから得られるのは、社会で広く受け入れられている能力・地位・境遇などの価値に疑問を持ってしまう自分に対する肯定感であると考えられます。

つまり、瞑想体験を通して、私たちの持つ対外的な自信の根拠が人間の観念に端を発することを改めて知り、そのような観念を安直に受け入れることをしなかった自分に対して、自信を抱くことが出来るのだと思われます。

観念に支えられる価値に意味はあるのか

科学・貨幣・肩書きといったものの価値が私たちの観念(想像)に支えられて存在しているに過ぎないのであれば、それらは私たちの人生に意味を与えるのでしょうか。

古くから私たちは、宗教・国家・イデオロギー・貨幣・科学といった観念を他の人たちと共有することで、社会生活を営んできました。

そのため、私たちの生活様式はすでに、それらの観念に依存しなくては(例えばお金を稼いだり、科学的知識を用いて仕事をしなくては)成り立たなくなっていると考えることが出来ます。

一方、私たちが歴史の中で他の動物による捕食や病原菌の脅威などを次々と克服し、現代に繋がる文明を構築できたのは、科学や国家といった観念によってより多くの人々の協働が可能になったためでもあります。

私たちの作り出した観念が絶対不変の価値を持つと妄信するのは好ましくないかもしれません。

ですが、観念の持つ力強さと役割を正しく把握することが出来れば、その視点を生かして上手に社会生活を営むことが可能になると考えられます。

そして、私たちが知らずに抱いている観念との上手な付き合い方を教えてくれるのが瞑想であるということが出来ます。

おわりに

瞑想は自分に自信が持てないHSPに肯定感を与えてくれるとともに、社会生活を上手に営む助けとなってくれることが予想されます。

一方、自分自身がHSPであると考えている私たちは、HSPという特性も一つの観念であることを把握する必要があるのかもしれません。

HSPという観念は私たちの自己理解を助け、同じ悩みを抱える仲間と出会う機会を与えてくれます。

ですが、その観念に捉われすぎていると、私たち一人一人が持つ個性がかえって見えづらくなってしまうことも考えられます。

私たちが様々な観念に捉われながら生きていることを気づかせてくれる瞑想は、HSPという観念との上手な付き合い方も教えてくれるのかもしれません。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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