HSPはよく寝る?繊細・敏感さとロングスリーパーの関係について考察

コラム

繊細で敏感なHSPの中には、1日6時間程度の睡眠では足りないというロングスリーパーの方も多くいるのではないでしょうか。

私自身も、HSPであるとともに、1日9時間以上の睡眠が必要なロングスリーパーであると感じています。

ここでは、HSPとロングスリーパーの関係について考察したいと思います。

ロングスリーパーとは

ロングスリーパーとは、平均よりも長時間の睡眠を取る傾向にある人を指し、体質的長時間睡眠者、長眠者(ちょうみんしゃ)とも呼ばれます。

日本人の睡眠時間の最頻値は6.5時間(平日)とされており、半数以上の日本人は睡眠時間が7時間以下となっています。(参考:「日本人の生活時間2005」NHK出版,2006)

一般的に、9時間以上の睡眠を必要とする人がロングスリーパーであるとされ、その割合は全体の10%以下です。

反対に、ショートスリーパーは必要睡眠時間が6時間未満の人たちであるとされています。

ロングスリーパーとなる原因

睡眠時間に遺伝的な性質が与える影響は、30~50%であるとされています。

そして、残りの50~70%は、生活習慣・ストレス・睡眠環境(光・音・温度)といった環境要因によって左右されます。

生まれつきの特徴であると考えられやすいロングスリーパーですが、実際には遺伝的要因と環境要因の相互作用によって形作られていることが考えられます。

(参考:睡眠時間の長さを決めるのは遺伝か環境か

HSPとロングスリーパーの関係

「HSPの何割がロングスリーパーであるのか」もしくは「ロングスリーパーの何割がHSPであるのか」ということについては、正確なデータがありません。

ですが、グーグルで「HSP」と検索したときに、「良く寝る」「ロングスリーパー」という関連ワードが表示されることを考えると、「HSPかつロングスリーパー」という人は、一定数存在していることが考えられます。

「HSPかつロングスリーパー」がある程度の割合で存在している原因として考えられるのが、HSPに特徴的な「繊細・敏感さ」「思慮深さ」です。

以下で、それぞれについて詳しく述べていきます。

繊細・敏感さが浅い眠りの原因となる

睡眠の質は睡眠時間に大きな影響を与え、眠りが浅いほど長時間の睡眠を必要とするとされています。

また、睡眠の質を左右する3大環境要因として、「光・音・温度」が挙げられます。

繊細な感性を持つHSPは、光・音・温度といった外部の刺激に敏感です。

そのため、HSPは光の明滅や騒音といった外部の刺激に対して敏感に反応してしまうことで、質の良い睡眠がなかなか取れず、他の人よりも長い睡眠時間が必要となることが考えられます。

情報を深く処理するHSPは脳が疲れやすい

HSPは思慮深く、情報を深く処理する傾向にあると言われています。

そのため、他者の些細な一言などから想像力が膨らみ、様々な思いが頭の中を駆け巡ってしまうことがよくあります。

このことにより、日常生活の中でHSPの脳は思った以上に働いているのかもしれません。

睡眠の大切な役割の一つとして、脳の休養・メンテナンスが挙げられます。

日常生活の中で脳を活発に働かせる傾向のあるHSPは、その回復に長時間の睡眠を必要としているのかもしれません。

ロングスリーパーの働き方

残業が多く、長時間の通勤を必要とする会社に勤めていると、ロングスリーパーにとって必要な睡眠時間を確保するのが難しくなります。

充分な睡眠時間を確保できないと、ストレスも溜まり仕事の効率も低下してしまうので、ロングスリーパーの人はそうでない人よりも、慎重に労働環境を選ぶ必要があるかもしれません。

特に、「時間や場所の拘束が少ない仕事」が、ロングスリーパーには向いていると考えられます。

以下の記事で、労働環境を重視した就職・転職サイトや在宅ワークに関する情報を挙げていますので、参考にしてください。

転職を繰り返すHSPにおすすめの求人サイト【就職・仕事探し】

在宅ワークならロングスリーパーのHSPでも安心して働ける。仕事時間・収入・登録すべきサービスについて

ロングスリーパーの有名人

以下に、ロングスリーパーだとされている有名人のリストを挙げました。

アルベルト・アインシュタイン(物理学者)
タイガー・ウッズ(ゴルフ)
ミハエル・シューマッハ(F1)
白鵬(相撲)

水木しげる(漫画家)

「ロングスリーパー=芸術家・研究者タイプ」「ショートスリーパー=アスリート・経営者タイプ」という考えもありますが、必ずしも当てはまっているわけではないようです。

1日のうちで活動できる時間が短いロングスリーパーは、社会的な成功を収める上で不利な特性であると考えられがちです。

ですが、分野の第一線で活躍しているロングスリーパーの存在を知ると、睡眠時間の長さが必ずしもネガティブに働くとは限らないと考えさせられます。

おわりに

外部の刺激に敏感で、脳が疲れやすい傾向のあるHSPは、長時間の睡眠を必要とするロングスリーパーになりやすいのかもしれません。

時間を拘束されがちな社会でロングスリーパーとして生きることは、他の人とは違う大変さを抱えることになります。

ロングスリーパーが社会で活躍するためには、自分に合った生活リズム・働き方を見つけることが、特に重要となるのかもしれません。

最後まで読んでいただきありがとうございました!