HSPが田舎暮らしを避けたほうが良い理由。HSPならではの地方移住のデメリットについて

コラム

仕事の忙しさや人間関係に疲れてしまったHSPの中には、地方に移住して田舎暮らしを始めてみたいと考えている方もいるのではないでしょうか?

HSPである私も以前は田舎暮らしに憧れており、前職では年に数ヶ月は田舎に滞在し、地方の人々の生活を調査する仕事をしていました。

ですが、何年間か田舎での生活を経験していくうちに、HSPだからこそ感じてしまう田舎暮らしの大変さを実感しました。

ここでは、HSPが田舎暮らしを避けたほうが良い理由をご紹介したいと思います。

HSPが田舎暮らしに向かないのは「人々が親切だから」

田舎暮らしのデメリットとしてよく挙げられるのが、「田舎の人々は閉鎖的で、陰湿な悪口や嫌がらせを受けることがある」といった事柄です。

実際に地方へ移住した結果、現地の人間関係になじめなかった経験を持つ人はいるかもしれません。

ですが、私は「田舎の人々はとても親切で、困ったときには見返りなしに助けてくれる」と自身の経験から感じています。

そして、人々が親切だからこそHSPは田舎暮らしに向かないと考えています。

なぜ、親切な人々に囲まれることが田舎暮らしに向かない理由となってしまうのでしょうか?

HSPは親切をプレッシャーに感じてしまう

田舎で生活をしていると、慣れない自分に対して周りの人が様々な手助けをしてくれることがよくあります。

そして、それらの手助けは必ずしも見返りを求めて行われるわけではなく、人々の純粋な親切心によるところが多いです。

人々の親切をただ有難く受け取ることが出来ればよいのですが、HSPには「どうにかしてその恩を返さなければ」と考えてしまう義理堅い方が多いかと思います。

そのため、人々から親切にされるほど、その親切心に報いようとするプレッシャーがHSPの心に重くのしかかってしまいます。

HSPは人に頼るのが苦手

田舎暮らしは人々の助け合いで成り立っている部分が多く、生活に慣れていない移住者は特に他者の助けを必要とする場面に多く出くわすと思います。

そして、都会ではお金を払って業者に頼めばよいことでも、田舎ではそのサービスが利用できない場合も多いです。

ですが、HSPは周囲に迷惑をかけたくないと思うばかりに、困ったことがあっても人に頼ることがなかなか出来ません。

人に頼らないことで「自分が周りの人々を信用していない」という印象を与えてしまうこともあるため、田舎ではHSPの気遣いがマイナスに働いてしまう可能性もあります。

人々の距離感が近いためプライベートの確保が難しい

田舎の人々には他者と分け隔てなく接する人が多いです。

そのため、食事や人々の集まりの場に誘ってくれたり、顔を合わせない日が続くと家まで訪ねに来てくれたりすることもあります。

それらはとても有難いことなのですが、プライベートな時間を誰よりも必要とするHSPにとっては、疲れをため込んでしまう原因ともなってしまいます。

上手に誘いを断ることが出来れば良いのですが、心優しいHSPは自分のプライベートを犠牲にしてでも人の親切心に報いようと頑張りすぎてしまうことがあります。

選択肢があることでHSPは生きやすくなる

豊かな自然と親切な人々に囲まれた田舎生活は素晴らしいものですが、都会と比べると人間関係・仕事・食事などの選択肢がどうしても少なくなってしまいます。

特に人間関係における選択肢が少ないことはHSPにとって大きな問題で、たとえ良い人たちに囲まれていても、人付き合いに失敗出来ないプレッシャーから自分を抑え込んでしまうことも大いにあり得ます。

また、色々なことに興味が移りやすいHSPは、「田舎暮らしが都会よりも人間関係や土地に強く拘束される」ということをよく理解しなくてはなりません。

人付き合いに疲れやすく飽きっぽいところもあるHSPは、「田舎暮らしよりも多様な選択肢・逃げ道が用意されている都会のほうがストレスなく生活できるのではないか」というのが、私のたどり着いた結論です。

田舎暮らしに憧れるなら短期滞在から始めるのがおすすめ

私自身は田舎暮らしよりも都会暮らしを選択しましたが、田舎には「親切な人々」「豊かな自然」「伝統的な暮らし」といった様々な美点があることも事実です。

そのため、もしあなたがHSPで田舎暮らしに憧れているのなら、短期滞在から始めてみるのが良いかと思います。

休暇を利用して地方のイベントやボランティア活動に参加し、その土地の人々と交流を深めれば、その後の移住がスムーズに行えます。

また、日本には「地域おこし協力隊」という、1~3年にわたって地方自治体の仕事などを手伝い、給料をもらいながら移住の準備を進められる制度があります。

田舎暮らしを検討している方は、そのような制度を利用してみても良いかもしれません。

おわりに

田舎暮らしは助け合いの中で成り立っている側面があり、人付き合いが非常に大きな重要度を占めています。

人々も多くが親切で親しみやすいですが、HSPにとってはそれが負担に感じられてしまう場合もあります。

「親切な人々」「豊かな自然」「伝統的な暮らし」といった魅力のある田舎暮らしですが、移住は人生における大きな決断となるので、HSPは自身の特性を把握したうえで、慎重に判断を下す必要があります。

田舎暮らしに興味のある方は、まずは短期滞在から始めてみるのがおすすめです。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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