敏感で気を遣いがちなHSPが生きづらさを感じる瞬間を、個人的な体験をもとにしてまとめました。
全てのHSPの方に当てはまるかどうかはわかりませんが、共感してもらえる部分があれば幸いです。
生活編
作業中の人に話しかけられない
自分自身が作業中に話しかけられるのが苦手なため、キーボードで文字を打ち込んでいる人や読書中の人など、何か作業を行っている最中の人に話しかけることが出来ません。
そのため、その人の作業が一息つくまでは、隣で立ち呆けてしまうことが多々あります。
また、食事をしている時、口の中に物が入っている状態で話しかけられると困ってしまうので、相手にも同じことをしないように気をかけています。
探し物は自力で見つける
例えば、スーパーで醤油売り場を探している時など、店員さんに売り場を聞くよりもまず、自力で売り場を見つけ出そうとします。
実際には人に聞いた方が楽な場合であっても、人に頼るよりも自力で解決したほうが精神的なストレスが少ないように感じてしまいます。
店員に顔を覚えられると行きづらくなる
気に入っているレストランなどに通っていると、店員さんに顔を覚えてもらうことがあります。
ですが、相手に認識されていることを知ってしまうと、途端にそのお店に行きづらくなってしまいます。
そのため、店員さんになるべく顔を覚えられないように、気に入っている店をいくつかローテーションして通うか、同じ曜日・同じ時間を避けて不定期に通うように心がけてしまいます。
なかなか席を立つことが出来ない
外食でご飯を食べ終わったとき、ホールの店員さんが注文取りなど他の作業をしていると、なかなか席を立って会計をしてもらうことが出来ません。
そのため、店員さんの作業が落ち着いているタイミングを見計らって席を立つようにしています。
また、ラーメン屋などカウンター席の場合には、「ごちそうさま」の声が届かないと恥ずかしいので、カウンター内の店員さんが席に近づいたタイミングを見計らって席を立つようにしています。
アパレルショップで立ち止まれない
服を買いに行くとき、店員さんに話しかけられるのが苦手なので、常に歩き回りながら服を探すようにしています。
歩きながらではじっくり服を選ぶことが出来ないので、なるべくその店で売っているものをネットで予習してから買いに行くようにしています。
また、そんな頻繁に行かない店であっても、断り切れずにポイントカードを作ってしまうことが多々あります。
人からのプレゼントは処分できない
自分で買ったものは比較的気軽に処分したり、売ったり出来るのですが、人にもらったプレゼントはなかなか手放すことが出来ません。
また、恋人や友達にもらった服などは、その人に会うときにはなるべく身につけるように、気を遣ってしまうことがあります。
車を運転したときの疲労感が強い
人や車の急な飛び出しや車線変更など、様々な場面を常に想定しながら運転するため、運転後は強い疲労感に襲われます。
人通り・車通りの多い街中での運転が特に大変なのですが、逆にカーブの多い峠道などは、人や車の動きに注意する場面が少ないので、案外リラックスして走ることが出来ます。
感覚編
アイスを噛んで食べることが出来ない
アイスキャンディーを噛んだ時の「シャリッ」という音が苦手で、聞くと鳥肌が立ってしまいます。
そのため、アイスを食べるときは舐めながらでないと食べられません。
また、他の人がアイスを噛んだ音を聞いただけでも、鳥肌が立ってしまって気持ち悪い感覚に襲われてしまいます。
車のシートを撫でられない
革張りのシートなどは問題ないのですが、車のシートに使われている特定の布地を触ると、鳥肌が立ってしまいます。
そのため、その布地が貼ってある車に座るときは、手を窓枠などに乗せてなるべくシートを触らないようにしています。
HSC(子供時代)編
人が叱られているのを見ると自分まで傷つく
クラスメイトが先生に強く叱られているのを見ると、自分に対して怒っている場合でなくても傷ついてしまうことがあります。
また、人の悪口を聞いたり、からかわれているのを見たりするのも苦手で、その状況を自分に重ね合わせて考えてしまいがちです。
物をなくしてしまって泣いたことがある
大切に使っていた鉛筆や消しゴムなど、消耗品であってもなくしてしまうと悲しい気持ちになり、泣いてしまったことがあります。
特に、親から買ってもらった思入れのあるものに関して、その傾向が強かったように思われます。
人前で音読をするのが苦手
国語の授業の時に、クラス全員が順番で立ちながら教科書を音読することがありました。
人前で音読することが苦手だった私は、順番が回ってくるまで極度の緊張感に襲われていました。
周囲からの注目を一斉に浴びることに対する苦手意識は、大人になった今でも消えることはありません。
おわりに
上に挙げたあるあるは、あくまで個人的な体験に基づいたものですが、共感してもらえることがあれば嬉しく思います。
私たちが生きづらさや息苦しさを感じる瞬間は、実は多くの人と面白おかしく共有できる体験であるのかもしれません。
最後まで読んでいただきありがとうございました!