【ソリタリーとは】一人好き・孤独を愛する人々の性格・特徴と向いている仕事について

コラム

近ごろ、「ぼっち」「ソロ活」などといった言葉がよく聞かれるようになり、一人好きや一人で行動する人々が注目を浴びています。

そのような一人好きな人々のことを表す学術用語として、「ソリタリー」という概念があります。

日本の社会では、「多くの友達を持つこと」「仲間と協力すること」などが重要視されていますが、孤独を愛するソリタリーの価値観は、世間の一般常識とは一線を画しています。

ですが、ソリタリーは遺伝する性質であるとも言われており、生物学・人類進化といった観点からも、私たちの社会において重要な役割を果たしてきたと考えられています。

人との繋がりを求めないソリタリーは、社会生活を営む上で不利な性質であると思われます。

では、なぜ私たちの社会には、一定数のソリタリーが存在し続けているのでしょうか?

ここでは、一人好きなソリタリーの特徴・性格と向いている仕事、ソリタリーという性質が私たちの社会に存在する意義について解説します。

ソリタリーの性格・特徴

ソリタリーが持っているとされる主な特徴として、以下の4つが挙げられます。

・友達を必要としない
・一人でいても退屈することがない
・自分を律することが得意
・他者から干渉されることを嫌う

これから、それぞれの特徴について詳しく述べていきたいと思います。

友達を必要としない

「友達はいらない」「人付き合いは最小限で良い」と考えるのがソリタリーの特徴で、人間関係をなによりも重視する日本社会の価値観とは、大きく異なっています。

人と全く関わらずに生きていくことは不可能であると、ソリタリー自身も理解しているはずです。

ですが、人間関係に必ずしもプライベートなつながりを必要としていない点が、ソリタリーの特徴であるといえます。

そのため、人当たりが良いソリタリーの場合でも、周りの人からは「壁を感じる」と思われていることもあるかもしれません。

一人でいても退屈することがない

ソリタリーは友達を必要としない一方で、一人の時間を楽しむ術を多く持っています。

そのため、学校や職場の飲み会などに参加して、周りと人たちとの親交を深めることなどに対しては、あまり価値を見出しません。

他者との関わりがなくても一人の時間を楽しめるという点は、ソリタリーの想像力の高さを示しているといえます。

自分を律することが得意

ソリタリーは自分を律することが得意で、仕事やプライベートにおける自分のスケジュールを、淡々と守って生活することを好みます。

そのため、急用などによって自分のペースを乱されることを嫌い、社会生活においては柔軟さに欠ける面も見られます。

一方で、他人から指図を受けなくても、自ら目標を立てて計画通りに行動する意志の強さも持ち合わせています。

他者から干渉されることを嫌う

ソリタリーは、自分のペースを乱されることや、むやみに心の内に踏み込まれることを嫌います。

そのため、たとえそれが親切心からであっても、自分のプライベートな時間や考え方に干渉しようとする人に対しては、苦手意識を持ってしまいます。

自分に好意を持ってくれている人ほど距離を置きたくなってしまうのが、人付き合いにおけるソリタリーの特徴であると思われます。

ソリタリーに向いている仕事・職業

自分のペースを乱されることを嫌うソリタリーは、黙々と一つのことに集中できる仕事が向いています。

以下に、ソリタリーに向いている仕事の例を載せましたので、参考にしてください。

研究者

実験や調査を繰り返してコツコツとデータを集めることが必要な研究者は、ソリタリーに向いている仕事の一つです。

人とは違った視点を持つという点においても、ソリタリーは優秀な研究者になれる素質があるといえます。

一方で、全ての研究が必ずしも一人で黙々と行えるというわけではなく、他の研究者などと円滑にコミュニケーションを取ることが重要視される分野もあります。

しかし、こだわりの強い研究者の中には、ソリタリーの性質を持った人が多くいることが予想されるので、他の仕事と比べると心地よい人間関係が築けるかもしれません。

作家・芸術家

一人で黙々と仕事をするという点では、作家や芸術家となることが一番良い道筋かもしれません。

働き方よりも作品の質が評価される世界なので、実力さえあれば自分のペースで働くことも可能です。

一方で、作家や芸術家として成功を収め、自分の才能を生かしながら自由に働くことが出来るのは、ごく一部の人たちに限られています。

実力主義の厳しい世界ではありますが、ソリタリーにとっては理想の働き方を実現できる仕事かもしれません。

農家・酪農家

ソリタリーにとって、動物や植物は人間よりも心を開ける存在であるかもしれません。

生活リズムは動植物に合わせる必要がありますが、農家や酪農家と言った仕事は、自分のペースを乱さずに働きたいソリタリーにとっての適職であるかと思います。

また、コツコツ・黙々と作業をすることがほとんどなので、仕事中の会話が苦手なソリタリーにとっても働きやすい仕事でもあります。

しかし、ほとんどの勤務地が田舎にあり、職場も少人数である場合が多いので、農家や酪農家として働く場合には、周りの人たちとの深いつながりを必要とする場合があります。

プログラマー(ITエンジニア)

パソコンに向かって黙々と作業するプログラマーは、ソリタリーに向いている仕事の一つです。

在宅ワーク・リモートワークといった働き方が最も広まっている分野であり、出社することなく働くことも出来ます。

一方で、流動性の高い職業分野であり、日々新しい情報を入手することが欠かせません。

IT人材の不足から多くの需要があり、フリーランスとして働くことも出来るので、ソリタリーが目指したい仕事の一つであるといえます。

ソリタリーが社会に必要とされる理由

人との繋がりを求めないソリタリーは、生物学・人類進化という観点からみると、子孫を残す上で不利になる性質であると思われます。

ですが、ソリタリーは遺伝する性質であると考えられており、現在でも一定の割合で社会に存在しています。

このことから考えられるのは、「ソリタリーは私たちの社会になくてはならない存在である」ということです。

生物が環境の変化に上手く対応するためには、遺伝的な多様性が必要です。

なぜなら、全ての個体が同じ遺伝的性質を持っていたならば、その性質が環境に適応できなくなった時に、その集団が全滅してしまうからです。

ソリタリーは、「多くの人とつながりたい」という社会の一般的な価値観とは、異なる考え方を持っています。

そのため、社会が危機に陥ったときなどには、他の大多数とは違った行動を起こしたり、独自の視点から解決策を提示することが出来ると予想されます。

以上のように、社会に多様性をもたらして危機に対処するための防護柵となることが、ソリタリーという性質が私たちの社会に存在している理由であると考えられます。

ソリタリーとHSPの関係性

ソリタリーと同様に、社会に多様性をもたらす遺伝的な性質として考えられているのが、「HSP(Highly Sensitive Person)」という存在です。

HSPは、人一倍繊細で人の気持ちや光・音・香りなどの刺激に敏感な人たちのことを指し、全人口の15~20%の割合で存在するといわれています。

内向的で物静かな性格を特徴とするHSPは、大人数でいるよりも一人でいることを好む傾向にあります。

少数派として社会の危機に対応するというソリタリーの性質は、少なからずHSPの性質とも関係しているのかもしれません。

【HSPとは】5分でわかるHSPの基礎知識。特徴・適職・生きづらさの原因についてまとめました

おわりに

孤独を愛するソリタリーの価値観は、世間一般の考え方の下では理解されづらいことも多く、そのことを原因として社会で生きづらさを感じているソリタリーの方も多いかと思います。

しかし、少数派であるソリタリーの性質は社会になくてはならない存在であり、人類進化の過程で私たちを何度も危機から救ってきた可能性もあります。

これからの社会では、価値観や生き方の多様性が、これまで以上に重視される時代となります。

ソリタリーは、これからの社会にもなくてはならない存在として、私たちの社会に大きな貢献を果たしてくれるはずです。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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